痴呆症の症状

痴呆症の早期発見方法

痴呆症の初期段階は健康な人でも起こり得る物忘れと見分けがつきにくいたい上に、痴呆症の方は物忘れが激しいことを自覚していないことが多く、自分で病院で痴呆症の診察を受けることはほとんどありません。痴呆症の最初のうちは物忘れが多くなり、その結果として失敗が多くなります。そのことをお年寄りがわざと嫌がらせをしているなどと周りが勘違いし痴呆症の発見が遅れる場合があります。これまできちんとしていた人がだらしなくなったり、何度も同じことを聞くようになったり、こまめに家事などをしていた人がしなくなった場合は痴呆症の注意が必要です。名前を間違ったことを気づかなかったり、行きなれているところで道に迷ったりする場合は痴呆の可能性があります。昔のことを鮮明に覚えていたり、計算が速く出来ても痴呆症の可能性はあります。痴呆症になってもプライドはしっかりありますので、一見はしっかりした態度をとることが出来ますが、良く行動を観察するとつじつまが合わない、おかしなところが見えてきます。痴呆症早期発見の大事なことは日ごろから言動に気にかけることです。

痴呆症かもしれないと思った時の診察の受け方

痴呆症の専門科は精神科、神経科、神経内科です。また精神保健福祉センター、国が指定する老人性痴呆疾患センターに相談することもできます。また、痴呆症で受診するときは一番身近な人が付き添うようにしましょう。お年よりも安心することができますし、問診では普段も様子などを聞かれますので普段の生活を良く知っている方が必要です。受診に連れ出す場合に買うものに行くなどと嘘をついて連れ出す方もいると思いますが、絶対にやめましょう。お年寄りは必ず気づき、信頼関係は一瞬で崩れてしまいます。痴呆症という言葉とだすのはいけませんが、体ことが心配だから一度診察を受けに行きましょう。などと声をかけて、病院にいくようにしましょう。

病院では問診、視診、心理、知能、機能テスト、画像検査、全身の健康診断をおこないます。1日で終わらないこともあります。痴呆症は先ほどから述べていますように病気から引き起こされているケースもあり、さらに痴呆症によって体の異常に気づいていない場合もありますので全身の健康診断もしっかりうけましょう。

痴呆症介護者の気持ちの持ち方

介護の仕方1つで痴呆症の症状が軽くすむことや、介護者の負担が軽くなることもあります。痴呆症の介護完璧にする必要はありません。当然失敗もしますが、それよりもお年よりとの関係を壊さず、自分は味方であるということを態度で示し、いい関係を長く続けることが大切です。ことが大切です。痴呆症で判断力の低下したお年寄りが失敗した時に、その行動をしかっても意味はありません。行動を変えることは出来ないのです。痴呆症患者に対してはしかるよりもその行動を起こりにくいような状態を整えるほうに力を注ぎましょう。痴呆症の介護はもちろんマニュアル通りにはいきません。その時に自分の仕方が悪いのではないかという考えはしないようにしましょう。先ほど述べましたが、大切なことはいい関係を長く続けることです。自分を追い込むと余計に介護が大変になり、いい関係を長く続けることはできません。精神的なゆとりをもって介護にあたりましょう。また周りの人との連携をもって、一人で全てを背負わないようにしましょう。